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20代企業研究者のブログ

機械学習・経営理論から日頃の考え事まで,気になったものをまとめて発信

「分類」を知る:自分と異なる人間を尊重するために

性には12種類あるという話を聞いた

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http://www.dentsu.co.jp/news/release/pdf-cms/2015041-0423%2B.pdf電通ダイバーシティ・ラボ)

 

昔,私は性には12種類あると聞いて驚いた記憶があります.

 

それを聞くまでは,LGBTという言葉から,せいぜい男女2種類 + 4種類くらいだろう,となんとなく思っていました.

 

12種類の性とは,図の通り,

(身体の性)×(心の性)×(恋愛対象の性)で,

2×2×3=12 通りという分類です.

 

※明確に12種類に分類できるわけではなく,実際には分類は曖昧です.

例えばタイでは18種類の性の分類があるとのことです.

タイの性別一覧がすごい!18の性?現在は40近くという噂まで・・「複雑すぎる」 | チャンネル「てみた」

 

分類を知る = 自分の知らないものの多様性を知る

上記の分類を知ってから,自分の中でセクシャルマイノリティに対する理解に変化があったと感じています.

  

上記の分類を知る前は,セクシャルマイノリティの存在は知っていたものの,

恥ずかしながら,ゲイも性同一性障害も自分の中ではあまり区別がありませんでした.

 

いろんな人の存在を許容はしていましたが,

具体的に,「どんな人がいるか」を理解はしていなかったとも言えます.

 

一方,上記の分類を知ったあとは,

「ゲイとは,身体:男,心:男,恋愛対象:男である性」

性同一性障害は,(例えば)身体:男,心:女,恋愛対象:男である性」

と分類し,区別して理解することができます.

 

単に「いろんな人の存在を許容」 するのではなく,

セクシャルマイノリティには「どんな人がいるか」を具体的に理解することができます.

 

分類を知ることで,自分の知らないものの中に,はじめて多様性を認めることができます. 

分類を知る,という方法論は人間関係にも使える

分類を知り,自分の知らないものの多様性を知る,という方法論は,セクシャルマイノリティに対する理解以外にも使えそうです.

 

「部下と上司の性格が異なり,コミュニケーションがうまく行かない」という例を考えてみましょう.

 

上司:仕事の上では,報酬が大切と考えている.部下与えた仕事は,査定時にアピールできる仕事なので,頑張って欲しいと思っている.しかし,部下は思った通りに動いてくれない. 

部下:仕事の上では,自分のやりがいが大切と考えている.上司から与えられた仕事は,査定時にアピールできることは理解しているが,やりがいを感じていない.なのでモチベーションが高まらない.

 

こんなとき,この上司は

「せっかく査定時にアピールできる仕事を与えているのに,なぜ部下はモチベーションをあげてやってくれないのか.他の部下なら同じ方法でやってくれるのに.理解できない.」

と不満に思ってしまうかもしれません.

 

自分と違う部下をうまく理解できないからです. 

 

もしここで,この上司が

次のモチベーションの6分類がある,ということを理解していたらどうでしょう.

  1. 充実志向(やっていること自体が楽しい)
  2. 訓練志向(自身の成長やスキルアップが楽しい)
  3. 実用志向(仕事や遊びで使えることが楽しい)
  4. 報酬志向(給料があがったり、役職があがることが楽しい)
  5. 自尊志向(競争に勝つことが楽しい 賞賛されることが楽しい)
  6. 関係志向(他の人の役に立つことが楽しい)

タイプ別人間の6つのモチベーション|メディア|カウンセリング/コーチングサービス ボトルボイス

 

「自分(上司)は4.報酬志向,部下は1.充実志向」と整理できます.

すると,「部下は自分と異なるモチベーションタイプの人間だ.だから,自分の方法論をそのまま適用してもうまく行かないのか.まずは部下が何にやりがいを感じるのか,理解するところから始める必要がありそうだ」と判断できるかもしれません.

 

これは,単に,異なる相手の立場を尊重しましょう,という道徳の話ではありません.

「いろんな人がいても構わない,自分と異なる人間がいても構わない」 という姿勢だけでは,相手を十分に理解できません.

「自分と異なる人間には,具体的にどんな人がいるのか」を知っておくことで,相手を一歩深く理解できるはずです.

 

上記のモチベーションの6分類のようなパターンを他にもたくさんもっておくと,人間関係を円滑にする上で便利そうだなと思いました.

特に仕事をする上では,相手を選べませんから,同僚が自分と異なるタイプ,合わないタイプということはよくあると思います.そのような同僚を分類から捉えることで,自分と相手の両方の立場を一度尊重して考えることができのではないでしょうか.

 

例えば,外交的/内向的,ジェネラリスト/スペシャリスト志向,などなど...

一度調べて整理してみようかと思います.

 

LGBTってなんだろう?--からだの性・こころの性・好きになる性

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その他雑感

  • とは言え,相手を理解する上で,分類に当てはめようとしすぎるのはまた偏見になるので,注意が必要と思いました.
  • LGBTは,セクシャルマイノリティを「4分類」するを想起させるので,改めてミスリーディングなネーミングだなと思いました.