20代企業研究者のブログ

機械学習・経営理論から日頃の考え事まで,気になったものをまとめて発信

新婦上司のお祝いスピーチに,職場のセクハラが透けて見えた

f:id:kkkxxxkkxxkx:20170506095458j:plain

 

友人結婚式に出席した

ゴールデンウィークに友人(新郎)の結婚式に出席した時のこと.

 

新婦の職場の上司がスピーチをしました.

 

新婦は銀行勤務の若手です.

上司はきっちりとした見た目の40~50代の男性でした.

 

そのスピーチではお祝いの言葉があり,笑いもあり,私以外の出席者には特に問題なく受け入れられているようでした.

 

しかし,私は大きな違和感(セクハラ)を感じました.

 

セクハラを感じたポイントは以下の3つです.

  • スピーチの掴みで「〇〇さん(新婦の名前),今日は本当に綺麗です.」という.職場同僚席から笑いが起こる.
  • 職場での新婦の紹介として,(女性なのに)大食いキャラであることをイジる.
  • 職場での新婦の紹介として,お客のおじさん達から(女性として)気に入られていることをイジる.

 

違和感の正体は?

職場の上司のスピーチでは,「職場での新婦の女性としてのキャラ」に触れる必要はないはずです.

なぜなら,新婦の「仕事ぶりや人柄」を紹介するのがこのスピーチ役割だからです.

 

確かに,結婚は「女性として」するものです.

しかし,職場での「女性として」のキャラに触れるのはNGです.

なぜなら,「その職場では,女性は女性らしく,女性に期待されるキャラや役割を果たすことを求められる」ということが,スピーチから暗に伝わってしまうからです.

 

なので,「職場ではこういう風に働いてくれて,こういう長所があるので,結婚生活も上手く行くと思います」などと伝えるのが正しいのではないでしょうか.

 

菊川怜の結婚のお祝いで,「祝・脱独身」というメッセージが書かれたくす玉を使って問題になったフジテレビと似た問題でしょう.

www.j-cast.com

 

世代による感覚のズレを感じました.将来気をつけたいものです.