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20代企業研究者のブログ

機械学習・経営理論から日頃の考え事まで,気になったものをまとめて発信

新人時代に受けたパワハラとその後の影響の話

楽しかった学生時代,入社後の地獄を経て,ブログを書くくらいには前向きに生きられるようになるまでを簡単にまとめます.

入社後しばらくの自分の状態は,鬱や学習性無力感に近かった気がします.世の中こういう話が意外と多いんじゃないかな.同じ境遇の人の支えになれば嬉しいです.

 

よかった頃:順風満帆な学生生活

私は修士卒の企業研究者(3年目)です.

学生時代は,

  1. 教授と,学生同士の議論・コミュニケーションが楽しい.
  2. 研究が楽しい.成果が上がる(国際会議に通ったり,学会で受賞したり)
  3. 研究のみでなく,経営学・心理学など,興味の向くままに勉強する意欲があり,成長できた.

と,いわば順風満帆な生活でした.自身にも満ちていました.勢いで彼女までできました.

今思うと,研究能力のみでなく,人間としてよくできた教授に指導していただいたことが自分にいい影響がありました.「失敗を責めずに,努力を見つけて具体的に褒める」ことを徹底していらっしゃる先生で,今思いかえすと,それは「コーチングのスキルがあった」ということだったんだと思います.

 

目からウロコのコーチング―なぜ、あの人には部下がついてくるのか? (PHP文庫 は 46-1)

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一転して地獄:パワハラに苦しんだ新人時代

一転,私の社会人1~3年目は,地獄でした.

一番の大きな原因は,指導者からのパワハラです.

  1. 業務に付随するコミュニケーションがパワハラ・ストレス.
  2. 研究を進めることでコミュニケーションの機会が増えることが怖くなる.研究を進めなくなる.
  3. 業務以外のことを勉強する意欲が湧かない.成長しなくなった.

という状態でした.2年半でほとんど本も読みませんでした.

どのようなパワハラだったかというと,

  • 私のプレゼンや論文に細かいミスを見つけ,執拗に繰り返し,周囲に聞こえる大きな声で非難する.
  • 同僚の席に行き,私のミスについてグチを言う.後から,同僚からその内容を教えられる.
  • 質問しても,その日の機嫌で理不尽な応えを返される.

何よりきつかったのが,自分のラインにはこの指導者しかおらず,他の人を頼れない状況だったことです.

パワハラの影響:意欲の低下

  • 研究業務そのものに対する意欲・熱意がなくなった
  • 積極性がなくなった.余計なことをして,ストレスを感じるよりは,なるべく何もしないで過ごすことを選ぶようになった
  • 業務に関する細かい疑問点も,質問せずに流すようになった
  • 休日も業務のストレスが頭から離れず,プライベートの意欲もなくなった(ベッドでYouTubeでコントばっかり見てました.ありがとう,東京03.).

転機:上司の異動,友人との再会

今回の私の話で特徴があるとすると,上記のような周囲の状況,自分の状態に少し良い変化が生じたことです.要因は2つありました.

  1. 私・指導者の上司が変わった.上司から指導者へ指導があり,指導者の態度が変化した.コミュニケーションのストレスが減った.
  2. 大学の友人と久しぶりに会い,刺激を受けた.

1.は幸運でした.指導者は,ミスを執拗に責めることをやめ,私にある程度の裁量を与えて,放置してくれるようになりました.この変化によって,コミュニケーションのストレスが減り,業務に関する疑問点くらいは,問題なく質問できるようになりました.

また,同じ頃に,2.の影響も受けました.この大学の友人は,就職後もブログを更新したり,本を読んで学習したりしているという話をしてくれ,刺激を受けました(学生時代の私にとっては,自己研鑽をするというのは当たり前の話だったはずでしたが,私はこの時初めて,自身の意欲がかなり低下していることに気づきました).この友人と再会した後は,休日は業務のことを忘れ,読書やプライベートに時間を使うことを意識するようになりました.

今後:社内異動か,転職か

状況が少し好転したとはいえ,結局は自分のラインには件の苦手な指導者しかおらず,相変わらず余計なコミュニケーションを取ろうとは思いません.トラウマのような状態で,いくら今のコミュニケーションが表面上,上手くいっているとしても,根底の不信感はぬぐえません.とても成長するのにいい環境だとは思えず,今の職場は早々に離れようと思っています.

幸運にも社内異動を交渉する機会があったので,今はその交渉を進めています.交渉が失敗したら,転職しようと思います.その時は,もう研究はやめようと思っています.

 

もし過去の私と似たような状況の方がいらっしゃったら,お願いしたいことがあります.それは,

少しでもメンタル不調を感じたら,早めに第三者に相談すること

です.第三者は,職場の状況を理解できて,かつ本心を全て話せる人が理想です.

パワハラに会うと,人間は必要以上に順応しようとする場合があります.過去の私も,早期に転職するのが正しい判断でしたが,一人ではその決断をすることができませんでした.一度客観的で冷静な判断を参考にすることが大切だと感じました.